【商品詳細】
産地：アフリカ オパール・トリジマイトインアゲート
サイズ：約7.5ｍｍ～8ｍｍ×25粒 腕周り：約16ｃｍ
※サイズ・重量については多少前後する場合があります。
※天然石の為、原石特有の凹凸、小傷、インクルージョン等がある場合がございます。
当店初入荷（2022年1月時点）となるストーンになります。
【鑑別結果】
鉱物名：天然クォーツ（多結晶質）
宝石名：オパール・トリジマイトインアゲート
※サンプルで鑑別に出したものの結果なので鑑別書は付属致しません。
当店でも初めて聞く石種となるので段階的に説明していきます。
先ずはオパールについてですが、当店でも取り扱いがある『プレシャスオパール（遊色効果有り）』と遊色効果のない『コモンオパール』はご存じかと思いますが、これは二酸化ケイ素の凝集した球の積み重なりの間に水が充満したものになります。その球の大きさの違いによりプレシャスオパールなのかコモンオパールなのかに分けられます。このオパールを『opal-A』と呼びます。
そして、『トリディマイト（鱗珪石）』、『クリストバライト』の2つは石英の高温結晶で、その細かい結晶の積み重なりであるのものが『opal-CT』と呼ばれているものになります。
ちなみに二酸化ケイ素が870℃～1470℃で『トリディマイト（鱗珪石）』が形成され、1470℃以上で『クリストバライト』が形成されます。
この『トリディマイト』の微細な結晶集合体の『opal-CT』が長い年月を経て結晶間の水分が蒸発して単一の結晶構造を持つ『トリディマイト』になり、更に長い年月を経て石英（水晶、アゲート、カルセドニー等）に置き換わっていきます。
鑑別書に『オパール・トリジマイト』と記載されているのはその点かと思われます。その『オパール・トリディマイト』はアゲートの形成の核となって粒状構造となっているとのことです。
簡潔に言うとオパールからアゲートに置き換わっている最中で、アゲートに置き変わる予定の『トリディマイト』がまだ残っている状態ということで、非常に珍しい状態のアゲートなのです。
黄緑色の内包物は粘土鉱物になります。
